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CPUについてのメモ

CPU(Central Processing Unit)はコンピュータで演算処理を行うパーツです。中央演算処理装置ともいいます。
コンピュータの性能はこのパーツに大きく拠り、最も重要なパーツといってもいいでしょう。
パソコンを購入、自作するときもCPUから選ぶ場合が多いと思います。

CPUを選ぶにあたってどのように選ぶのか、代表的なCPUの要素ごとにまとめました。


・コア数とスレッド数
コアとはCPU内で実際に演算処理を行う部分です。
このコアの数が増えるとそれぞれのコアで同時に並行して演算ができ、処理できる量も増えます。

スレッドはOSが認識するCPUの利用できる単位です。大雑把に言えばスレッドはOSが認識するコアの数です。ただしコアの数とスレッドの数は必ず等しいわけではありません。1コア2スレッドのや4コア8スレッド、6コア12スレッドのCPUもあります。
コアの処理実行効率を高めることで一つのコアを二つに見せかけることでコア数に対してスレッド数を増やすことができます。
この技術は同時マルチスレッディング(Simultaneous Multi Threading)と呼ばれる技術で、IntelではHTT(Hyper-Threading Technology)とも呼んでいます。


・クロック周波数
クロック周波数とは単位時間にどれくらいの処理できるかを示すもので、一般に一秒間での処理量を用います。
単位はHz(ヘルツ)ですが、現在のCPUは一秒に十億単位の処理ができますのでたいていの場合はGHz(ギガヘルツ)を用います。

クロック周波数が大きければ大きいほどそのCPUの性能は高いといえます。
しかし大きければその分発熱量が大きくなるので近年はコア数やスレッド数を増やすことでCPUの性能を高めています。
クロック周波数よりもコア数やスレッド数がCPUの性能を示すという見方も多いです。


・TDP(Thermal Design Power)
熱設計電力ともいいます。要するに消費電力の目安です。
高性能なCPUほどTDPは大きくなる傾向がありますので、消費電力が気になるとき、自作やBTOで電源を選択するときに参照するといいでしょう。
公表されているTDPの値よりも実際の消費電力が大きいという話は度々聞きますので、気になる人はレビューサイトなどを見るのもいいかもしれません。


・キャッシュメモリ
現在のコンピュータは主記憶(メモリ)にプログラムを記憶してCPUで読み出して処理をするプログラム格納方式のものが主流です。
ただ主記憶での読み書き処理は遅く、より高速なキャッシュメモリをCPUに搭載することで処理を速くしています。
現在のキャッシュメモリは多重化され、記憶を参照する順に1次、2次、3次キャッシュというようにキャッシュメモリを搭載しています。速度は1次、2次、3次の順ですが容量は3次、2次、1次の順となります。


・ソケット形状とチップセット
CPUはマザーボードのソケットに装着しますがソケットの形にも種類があります。
ソケットの形状が合わなかったらCPUを装着できないので自作するときなどには確認すべきです。

チップセットはマザーボード上にあるCPUと他の機器を繋ぐ部品です。
このチップセットの仕様によりオーバークロックが可能かどうか等の実際のCPUのパフォーマンスが変わってきます。
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